都心へのアクセスも良く、近年ファミリー層を中心に家づくりを検討する人が増えている埼玉県さいたま市。しかし、土地や物資の高騰などにより、注文住宅を建てる際に発生する資金繰りが厳しいのが現状ではないでしょうか。ただ、忘れてはいけないのは、自治体や国が行っている補助金制度や助成金制度。これらの制度をうまく活用することで、費用を抑えて注文住宅を建てることができます。そこで今回は、埼玉県さいたま市で注文住宅を建てようと考えている方向けに、さいたま市で注文住宅を建てる時に使える住宅助成金や補助金について紹介します。筆者自身も、現在注文住宅を建てようとしている最中です。補助金や助成金は内容が難しく、混乱してしまいますよね。ですが、受けられるものがあるのなら、ぜひ活用したいところ。助成金や補助金制度の内容だけでなく、注意点についても合わせて確認し、申請に備えていきましょう。さいたま市で注文住宅を建てる時、使える補助金・助成金引用元:photoACさいたま市で注文住宅を建てる際、使える補助金・助成金には以下の2つがあります。自治体(さいたま市)が行っている補助金・助成金国が取り組んでいる補助金・助成金ただ、残念ながら、さいたま市では、一般家庭の新築戸建て住宅に対して自治体が行っている補助金や助成金は無いようです。詳しくはさいたま市住宅ガイドをご確認ください。そのため、本記事では、国が取り組んでいる補助金・助成金について、紹介していきたいと思います。さいたま市で注文住宅を建てる時に使える補助金や助成金一覧引用元:Pixabayさいたま市で注文住宅を建てる際に使える補助金や助成金は、以下になります。国の助成金1「住宅ローン減税制度」国の助成金2「こどもエコすまい支援事業」国の助成金3「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」どれも予算の限度額が決められており先着順のため、注文住宅を建てると決めた場合は、どれも申請期限や申請枠の埋まり具合を確認し、申請期限に間に合うように対応しましょう。国の助成金1「住宅ローン減税制度」住宅ローン残高の0.7%分が、所得税や住民税などの税金から控除されて戻ってくる節税対策です。住宅ローンを借りている人のみの、お得な節税対策と言えます。しかし、2022年に行われた税改正により、住宅が省エネ基準適合住宅以上でないと控除されないことになりました。住宅ローンは長年続くものです。できる限り控除されるように、これから建築予定の方は、住宅ローン減税対象となる住宅基準について確認しましょう。申告期間確定申告の申告期間は原則、申告対象期間の翌年2月16日から3月15日までです。ただし、住宅ローン控除は税金が戻ってくる還付申告にあたるため、申告対象期間の翌年1月1日から受付が開始され、5年以内であれば申告可能です。1年目に必要な書類申告期間申告期間控除を受ける最初の年(1年目)の確定申告では、確定申告書、銀行口座がわかるもの、マイナンバーカード(もしくはマイナンバーを確認できる書類+身元確認書類)以外に、以下の書類が必要です。書類の提出先は、税務署です。新築・中古の一般住宅の場合住宅借入金等特別控除額の計算明細書住宅ローンの年末残高等証明書家屋の登記事項証明書工事請負契約書の写し、または、売買契約書の写し(中古の場合)耐震基準適合証明書や建設住宅性能評価書の写しなど、耐震基準の要件を満たすことを証する書類その他、以下に当てはまる場合にも、別途必要な書類があります。土地購入に係る住宅ローン控除を受ける方「土地の売買契約書の写し」「土地の登記事項証明書」補助金などの交付を受けた方市区町村からの補助金決定通知書など「補助金等の額を証する書類」住宅取得等資金の贈与の特例を受けた方贈与税の申告書など「住宅取得等資金の額を証する書類の写し」準備が必要な書類がさまざまあるので、事前に確認して漏れがないように注意しましょう。国の助成金2「こどもエコすまい支援事業」子育て世代や若い夫婦がもらえる補助金制度であり、省エネ対策がされている住宅が条件となっています。子育て世代、若い夫婦の基準は以下のとおりです。子育て世代:18歳未満の子どもがいる若い夫婦:申請時に、どちらかが39歳未満補助金額は最大で100万円であり、新築の注文住宅だけではなくリフォーム工事の場合でも申請が可能です。リフォーム工事の場合は全世帯が対象となるため、リフォームを検討している方は確認してみましょう。しかし、どちらの場合も2022年11月8日から2023年12月31日までに契約をし、工事が完了した場合のみ申請できます。11月8日以前に契約した場合は申請できないため、注意が必要です。申告期間申請期間は2024(令和6)年3月中下旬~12月31日までです。※予算が上限に達すると交付申請時期であっても申請手続きができませんのでご注意ください。必要書類書類は、スキャンデータをポータル上にアップロードすることで提出します。なお、交付申請の予約時にすでに提出している書類の再提出は不要です。※必要に応じて、他の書類の提出を求められることがあります。子育てエコホーム支援事業補助金共同事業実施規約(新築用):記入用式参考:子育てエコホーム支援事業公式HP国の助成金3「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」全世帯が対象となる、高効率の給湯器を導入した住宅向けの補助金制度です。年齢などの制限がされておらず、さらに新築とリフォームどちらも対象となります。「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」は、家庭の中でエネルギー消費量が大きいといわれている、給湯器に注目した補助金制度です。資源エネルギー庁が発表した「エネルギー白書」によると、給湯器によるエネルギー消費の割合は、総消費量の3割を締めていることが分かりました。これはエアコンと同程度であり、決して少ない消費量とは言えません。そこで政府は、高効率の給湯器を導入することで給湯器の消費量を減らせるのではないかと考え、この補助金制度を施行しました。高効率の給湯器や補助金の内容は、以下のとおりです。高効率の給湯器補助金額家庭用燃料電池18万円/台ハイブリッド給湯器10万円/台ヒートポンプ給湯器8万円/台近年、省エネ対策をしている住宅は増えています。太陽光設備によってエネルギー消費量を下げようと考えている人も多いです。しかし、給湯器によるエネルギー消費量が高いことも忘れてはいけません。エネルギー消費量を下げた省エネの住宅を建築する場合は、確認しましょう。交付申請受付期間2024年3月29日~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)※締切は予算上限に応じて公表されますのでご注意ください。必要書類基本的には、工事担当者が用意するものが多いですが、一部発注者が用意するものもあります。不備のないように注意しましょう。補助金や助成金を使う時、気をつけること引用元:photoAC補助金や助成金を使う際は、申請する前に必ず確認するべき注意事項があります。たとえば、以下のとおりです。申請期限がある予算枠に入れなかったら受け取れない補助金の併用ができない可能性もあるどの補助金制度にも当てはまらないこともある申請期限があるどの補助金や助成金も、申請期限が決められています。いつ申請しても貰えるわけではないため、申請期限に間に合うように着工し書類を揃えなければなりません。一方、申請期限が過ぎた後は補助金がもらえないわけではなく、その都度新しい補助金制度を施行する都市もあります。しかし、新しい制度が対象となるかはその時にならないと分かりません。貰えない補助金制度に期待するよりかは、確実に貰える補助金に集中しましょう。万全の準備をしてから、申請手続きを進めていくことがなによりも大切です。予算枠に入れなかったら受け取れない補助金や助成金の制度は、予算額が決まっています。そのため、たとえ申請期限内だとしても、申請額が予算額の上限に到達した場合は申請が締め切られてしまいます。筆者自身、申請枠が埋まってしまい申請できなかった補助金もあります。私のようにならないためにも、早めの行動、早めの着工が注文住宅をお得に建てるコツと言えますね。補助金の併用ができない可能性もある補助金は、併用不可のものもあります。たとえば、こどもみらい住宅支援事業があった時は、同じ補助対象とする補助金制度は併用不可とされていました。制度によって併用ができるものもあるため、補助金を使ってお得に建てたい場合は確認が大切です。ちなみに、国の助成金である「こどもエコすまい支援事業」と「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」は併用ができます。どの補助金制度にも当てはまらないこともある補助金制度には補助対象となるための条件が決められており、さらに期限も設けられています。たとえば、国の助成金のひとつである「こどもエコすまい支援事業」は、11月8日に工務店やハウスメーカーと契約をした世帯のみが対象です。11月8日以前に契約をした場合は対象外となります。また、他の補助金制度も締め切られてしまい、どの補助金も使えない場合もあります。このように、人によっては何も使えない期間に当てはまってしまう可能性もあることを理解し、補助金制度について確認しましょう。家づくりにかかる費用について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。施工費用の目安から坪単価までさいたま市で補助金や助成金の活用までサポートしてくれる住宅メーカー引用元:北洲ハウジング公式ホームページ補助金や助成金は、自分たちで申請することもできますが、必要な書類や用意しなければならない物が多く大変です。一つでも書類の不備があると申請には通らないため、慎重に用意する必要もあります。そのため、補助金や助成金を活用し、新築の家を建てたい場合は家づくりをお願いする住宅メーカーと一緒に申請を進めるのが、最も負担と手間を少なくできるので、おすすめです。また、さいたま市に拠点を構え、国内屈指の高性能住宅を手掛ける「北洲ハウジング」は、利用できる補助金や助成金の申請のサポートまで、親身に対応してくれますので、安心してお任せすることができるでしょう。補助金や助成金は、使える条件が決められています。また、申請枠に入ることができるかどうかの判断もしてくれるため、さいたま市で補助金や助成金を活用して家を建てたい時には、北洲ハウジングに相談してみてはいかがでしょうか。北洲ハウジングについてもっと詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。最後に引用元:北洲ハウジング公式ホームページ家づくりは一生に一度の高価な買い物。少しでも費用は抑えたいところ。そんな時には、さいたま市での家づくり実績が豊富で「北洲ハウジング」のような地域に根差した住宅メーカーへ相談することで、助成金や補助金の申請をスムーズかつ、確実に進めることができるはずです。さいたま市で注文住宅を建てることをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。この記事を読んだ方はこんな記事もご覧になっています。もしよければご覧ください。さいたまで長期優良住宅を建てる