近年、キャンプブームもあり、自宅で焚き火をする感覚を味わえる薪ストーブのある暮らしが注目を集めています。しかし、エアコンや電気ストーブにはない、薪ストーブならではの温もりを感じられるという憧れだけで導入し、後悔してしまう方も少なくありません。薪ストーブにはメリットがある一方、事前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。そこで本記事では、薪ストーブを採用するメリット・デメリットについて施工事例と共に詳しく解説していきます。薪ストーブのある家を検討する際におすすめの会社もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。目次冬でも暖かく過ごせる!薪ストーブのある家の施工事例を紹介引用元:photoAC 薪ストーブは「輻射熱(ふくしゃねつ)」というエネルギーで部屋全体を温めます。この輻射熱は皮膚の奥にある「温点」に届き、体を芯から温めます。普通の暖房器具と異なり、じんわりとした温かさを感じることができ、冬でも暖かく過ごせるのは薪ストーブの大きな魅力です。そんな薪ストーブを実際に施工した事例を3つご紹介します。イギリスの民家をイメージした、住むほどに味わいの増す家薪ストーブの周りを部屋が囲む 家族がほどよくつながるスキップフロアの家大きな吹き抜けに薪ストーブを設けたSE構法の家設置している場所や家の雰囲気も踏まえて、参考にしてください。イギリスの民家をイメージした、住むほどに味わいの増す家引用元:北洲ハウジング公式ホームページ 大きな吹抜けを配したダイニング・キッチンの隣には、暮らしを楽しむためにアイテムとして薪ストーブをリビングに設置。これ1台で家中が暖まり、天気が良く日差しが入る日はまるで南国にいるような気分になる空間を実現しました。薪ストーブの周りを部屋が囲む 家族がほどよくつながるスキップフロアの家引用元:建築家ポータルサイトKLASIC面積の制約をクリアするために、家の中心にあるLDKに薪ストーブを据え、その周りを階段で取り囲むようなスキップフロアを取り入れた設計を実現しました。高い設計力とアイデアで「最適解」を導き出し、家族が緩やかにつながる、あたたかみのあふれる住まいを実現しました。大きな吹き抜けに薪ストーブを設けたSE構法の家引用元:平成ライフスタイル公式ホームページ SE構法を採用した大空間LDK。広い空間でも、薪ストーブ1台で2階まで十分に暖めることができます。さらに、2階のランドリールームには、煙突からの排熱で洗濯物を乾かすという活用もでき、暮らしやすさと家事効率を両立させた住まいを実現しました。もっと詳しく施工事例について知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。埼玉でおしゃれな家を建てるなら!おしゃれな施工事例を紹介薪ストーブのある家のメリット・デメリットを紹介引用元:photoAC 薪ストーブとは、薪を燃やしてその炎の熱で部屋を暖める暖房器具です。鉄製で箱型の本体に扉が付いている密閉式が一般的ですが、扉のない開放型のものもあります。一般社団法人日本暖炉ストーブ協会によると、薪ストーブの販売実績について次のような報告があります。2021年販売台数7,300台1995年~2021年累計公表台数200,100台参考:販売台数 | 日本暖炉ストーブ協会協会に登録されたメーカーのみの販売数なので、実際の販売数はもう少し多いことが予想されます。このように、数ある暖房器具の中でも、薪ストーブは根強い人気があることがわかります。薪ストーブにも、さまざまなメリット・デメリットがあるので確認してみましょう。薪ストーブのある家のメリット薪ストーブを設置するメリットは大きく下記の3つがあります。暖房に光熱費がかからない調理に利用できるおしゃれな部屋になる薪ストーブは、燃料となる薪さえあれば、電気やガスに費用をかけなくて済みます。遠赤外線の輻射熱で部屋や家全体を暖めるため、体が芯から温まります。災害時に停電してしまった時なども、薪ストーブなら電気なしでも使用できるので心強いでしょう。また、薪ストーブではお湯を沸かすほか、煮込み料理やお菓子作りなどの料理も楽しめます。薪ストーブがあるリビングなど、みんながいる空間で料理をすれば、家族の会話も自然と増えて団らんの楽しみも広がり、コンロで長時間料理をする代わりに薪ストーブの上で調理をすれば、光熱費の削減にもなります。薪ストーブのある家のデメリット薪ストーブにはメリットもあればデメリットもあります。ここでは下記の3つを紹介します。部屋が暖まるまで時間がかかる初期費用が高いメンテナンスの手間・費用がかかる薪ストーブは薪をくべてから部屋が暖まるまで時間がかかります。暖まった後の暖房効率には優れていますが、暖房を初めてすぐに部屋や家全体に熱が行き届くわけではありません。また、薪ストーブの導入時には、薪ストーブ本体の他にも煙突や、それらを設置する工事費も必要です。さらには、薪ストーブの煙突には煤などがこびりつきやすいので掃除・手入れも必要でしょう。掃除をする場合は煙突の上から行う必要があるため、専門業者に依頼するケースも多く、その分費用がかかります。薪ストーブの設置費用、ランニングコストは?引用元:photoAC 薪ストーブを設置する際には、下記の費用がかかります。ストーブ本体価格設置工事費煙突などの部材費薪ストーブの本体価格以外に必要となる費用は、約65万円〜120万円となります。この費用は薪ストーブや暖炉の製品価格に比例するわけではありません。天井が高い部屋や吹き抜けのある空間に薪ストーブを設置する際には、煙突が長くなるため、部材代や設置工事費がさらに高額になる場合があります。また、設置後には、次の費用もかかるので頭に入れておきましょう。フルメンテナンス費作業員の出張費部材交換費燃料費薪ストーブ内の煤落としなどの通常のメンテナンスだけでは、薪ストーブを良好な状態に保てません。薪ストーブを使用するシーズンが始まる前に、煙突内の煤落としなどの専門的なメンテナンスが必要で、1回あたり約3万~4万円がかかってきます。また、煙突を交換しなければならない状態の場合、煙突部材費と工事費用となります。薪ストーブのある家を建築する時のおすすめの住宅会社引用元:北洲ハウジング公式ホームページ ここまで、薪ストーブのメリット・デメリットや設置に伴う費用やランニングコストについて紹介してきましたが、いかがでしたか?最後に、薪ストーブのある家を検討される方に向けて、当メディア注目エリアの埼玉でおすすめの住宅会社をご紹介します。1.北洲ハウジング引用元:北洲ハウジング公式ホームページ 会社名株式会社北洲本社所在地〒981-3341宮城県富谷市成田9丁目2-2電話番号022-348-3672埼玉エリアの拠点所在地〒331-0812埼玉県さいたま市北区宮原町2-106-1 電話番号048-729-5306設立1968年11月対応可能エリア埼玉県、岩手県、宮城県、福島県、栃木県公式サイトURLhttps://www.hokushuhousing.co.jp/北洲ハウジングは時を経てなお美しい家をお届けしたいという考えの「グッド・エイジング」を掲げている住宅メーカーです。厳しい冬の寒さであっても家に帰ると暖かく、健やかに過ごせる家をつくるために、北洲ハウジングはそれまでの日本の住宅の常識を破り、欧州や北米の先進的な工法や建材を積極的に導入し、日本最高クラスの住宅性能を実現しています。もっと詳しく北洲ハウジングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。北洲ハウジングの口コミ・評判は?2.株式会社小林建設引用元:小林建設公式ホームページ 会社名株式会社小林建設本社所在地〒 367-0212埼玉県本庄市児玉町児玉2454-1電話番号0495-72-0327設立1969年12月埼玉エリアの拠点所在地【本庄展示場】〒367-0062埼玉県本庄市小島南2-4-19 電話番号0495-23-2232対応可能エリア埼玉県北部・西部・東部、群馬県南部・西部・東部公式サイトURLhttps://www.kobaken.info株式会社小林建設は、日本の風土に合うたしかな素材にこだわり、自然の摂理にも逆らわない家づくりの建築会社です。地域に一軒一軒、住まい手の方々と一緒に、ただ一つのかけがえのない「栖」をつくることを目指し、高性能基準で暮らしの品質を約束しています。まとめ引用元:photoAC 薪ストーブを採用する家が増えている一方で、特徴や使い方、メンテナンス方法を知らずに導入して後悔してしまう方は少なくありません。一瞬で入り切りできるエアコンなどとは使い勝手がかなり異なりますので、事前にメリット・デメリットを知っておくことが重要です。薪ストーブのある家づくりの際は、熱を効率よく対流させる構造を意識しつつ、吹き抜けを設置したりシーリングファンを設置したりするのがおすすめです。本記事の内容を参考に、薪ストーブのある家づくりを検討してみましょう。この記事を読んだ方はこんな記事もご覧になっています。もしよければご覧ください。埼玉でナチュラルな魅力溢れる家づくり